◆第67回朝日杯フューチュリティステークス・G1(20日・芝1600メートル、阪神競馬場)
2歳王者を決める朝日杯FS(20日、阪神)の出走馬が17日、決まった。メジャーエンブレムで阪神JFを制した田村康仁調教師(52)=美浦=は、ハレルヤボーイで2週連続G1に挑む。18日に枠順が決定する。
田村厩舎が、今週の朝日杯FSで2週連続の2歳GI制覇に挑む。阪神JFを制したメジャーエンブレムに続くのは、ハレルヤボーイ。「しまいの爆発力を生かすことができれば、もっとやれると思っている」と田村調教師が目を輝かせた。
ここまで5戦を消化したトーセンファントム産駒。未勝利を3戦目でクリアした後は、サウジアラビアロイヤルC、東京スポーツ杯2歳Sで2戦連続5着だったが、上がり3ハロンは前者では33秒2、後者が33秒4。いずれもメンバーNO2の末脚を使いながら、掲示板ギリギリの着順に、陣営は歯がゆさを感じている。
「重賞では2回ともいいスタートを切ったけど、大事に乗って少し構えすぎてしまったかもしれない。自分の中では5着という評価ではない。今回はあえて抑えないで流れに乗って競馬をしてもらうつもり」と、田村師は指摘。出たなりの位置でも切れる脚を使えると見ている。
舞台が左回りの東京から、右回りの阪神に替わる。過去5戦で勝ち鞍があるのは未勝利を圧勝した右回りの中山だけ。「右回りはいいし、差しが利いている阪神のコースもいい」と田村師はうなずいた。人気薄だが、コース替わりで激変しても不思議はなさそうだ。(牧野 博光)
ハレルヤボーイの未勝利戦
ハレルヤボーイ
父ートーセンファントム、母ートーセンミネルバ
↑↑
トーセン・トーセン
10月24日(土)に東京競馬場で行われる2歳のオープン特別、アイビーS(芝1800m)に美浦から出走する注目馬4頭について、関係者に話を聞いた。
ヒプノティスト(牡2・美浦・奥村武)について、奥村調教師。
「前走の新潟2歳S(GIII・6着)は、大外枠で外を回っていましたし、内が荒れていてみな外へ進路を取りましたから、この馬は外ラチ近くまで行ってしまって、物見をしてしまいました。手応えはあったのですけどね。参考外のレースです。それでも6着ですし、能力はありますね。前走後は在厩で調整をしてきました。今週(10/21)の追い切りは折り合いも反応も良くて、絶好調です。前走のことがあるのでジョッキーも工夫して乗ってくれるでしょう。新馬勝ちした条件ですし、良い競馬になると思います」
スターオブペルシャ(牡2・美浦・藤沢和雄)について、津曲大祐調教助手。
「新馬戦(4着)の時から期待が大きかった馬ですが、前走はあっさり勝ってくれました。能力は元々高いと思っていましたし、あのくらい走れる馬です。楽な勝ち方で、まだ奥を感じさせますね。中間の調教もとても良い動きをしています。クラスが上がっても、さらに弾ける脚を使えるのではないかと思います」
マイネルラフレシア(牡2・美浦・高橋裕)について、高橋調教師。
「先週結構強くやっていますので、今週(10/21)は単走でサラッと追い切りました。良かったですね。利口な馬でパドックはのんびり歩いていますが、人が乗るとピリッとします。ジョッキーもオンとオフがはっきりしていると言っていました。あと10キロくらい体は増えてほしいですけど、飼い葉は食べていますからね。初戦のような競馬ができれば、将来距離が延びてもおもしろいと思いますよ」
アメリカンヘヴン(牡2・美浦・戸田博文)について、戸田調教師。
「まだ経験が浅いですし、子供子供したところがあります。そのあたりがどのくらい解消してくれるかですね。元々テンションが高くなりやすいタイプですが、この中間は落ち着いています」
(取材・写真:佐々木祥恵)
ミルコ・デムーロ騎手(36)=栗東・フリー=が、25日の中京競馬2R・未勝利戦(ダート1400メートル)で騎乗したサンマルアリュールが1着となり、JRA通算400勝を達成した。現役では35人目。
短期免許で初来日した1999年12月4日から17年目での記録達成に、Mデムーロは「今年はJRAの騎手になれて、ダービー(ドゥラメンテ)も勝たせてもらいました。400勝も達成できて充実したシーズンを遅れています。毎週、勝つことを目標に騎乗しています。いい結果が出ているのは、たくさんのいい馬に乗せてもらえることと、ファンのみなさんの大きな声援のおかげです。これからも頑張ります」と笑顔を見せた。
JRA通算100勝を挙げている騎手は、以下の通り。
Mデムーロ 400
ペリエ 378
ルメール 290
デザーモ 121
MデムーロのG1勝利
日付 | レース名 | 馬名 | 性別 | 年齢 | 人気 | 所属 | 調教師 |
15年 | 東京優駿 | ドゥラメンテ | 牡 | 3 | 1 | (美) | 堀宣行 |
15年 | 皐月賞 | ドゥラメンテ | 牡 | 3 | 3 | (美) | 堀宣行 |
14年 | 高松宮記念 | コパノリチャード | 牡 | 4 | 3 | (栗) | 宮徹 |
13年 | 皐月賞 | ロゴタイプ | 牡 | 3 | 1 | (美) | 田中剛 |
12年 | 朝日杯FS | ロゴタイプ | 牡 | 2 | 7 | (美) | 田中剛 |
12年 | 天皇賞秋 | エイシンフラッシュ | 牡 | 5 | 5 | (栗) | 藤原英昭 |
10年 | 有馬記念 | ヴィクトワールピサ | 牡 | 3 | 2 | (栗) | 角居勝彦 |
10年 | フューチ | グランプリボス | 牡 | 2 | 5 | (栗) | 矢作芳人 |
08年 | JC | スクリーンヒーロー | 牡 | 4 | 9 | (美) | 鹿戸雄一 |
04年 | 皐月賞 | ダイワメジャー | 牡 | 3 | 10 | (美) | 上原博之 |
03年 | 東京優駿 | ネオユニヴァース | 牡 | 3 | 1 | (栗) | 瀬戸口勉 |
03年 | 皐月賞 | ネオユニヴァース | 牡 | 3 | 1 | (栗) | 瀬戸口勉 |
@toshi104azabu 1R後にデムーロがコメントしているんですが、今週になって芝を短くしているみたいですね。先週までのイメージで逃げ馬が直線外に出したあと、内をついた馬が伸びてきています。ただしこれが芝が乾いている過程で起こる現象の可能性もあるのでややこしいです(苦笑)
— まっつー (@Matsurima)2015年7月25日 19:07:03
M・デムーロ騎手が400勝=競馬 - BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース http://t.co/Yaf6dPV4kL
— 中日ドラゴンズNews (@dragons_News24)2015年7月25日 16:59:04
5日の函館競馬第7競走でホワイトエレガンスが勝利し、同馬の父クロフネは産駒JRA通算1013勝。チャイナロックを抜いて、歴代15位となった(その後、グリサージュが1014勝目を挙げた)。1位はサンデーサイレンスの2749勝。現役産駒がいる種牡馬では、歴代3位に相当するブライアンズタイムの1681勝が最多だ。
クロフネっていうとダートのイメージが強い
それはこれかな
2001年-武蔵野S
1着 クロフネ 武豊
2着 イーグルカフェ 田中勝春
3着 シンコウスプレンダ 横山典弘
2001年-JCD
1着 クロフネ 武豊
2着 ウイングアロー 横山典弘
3着 ミラクルオペラ 幸英明
でも重賞では1勝しか勝っていないダートでは
クロフネ重賞勝利
日付 | 開催 | レース名 | 馬名 | 性別 | 年齢 | 騎手 | 人気 |
15年 | 東京 | NHKマイルC | クラリティスカイ | 牡 | 3 | 横山典弘 | 3 |
15年 | 中山 | 中山グランドJ | アップトゥデイト | 牡 | 5 | 林満明 | 4 |
15年 | 中山 | マーチS | マイネルクロップ | 牡 | 5 | 丹内祐次 | 6 |
14年 | 東京 | いちょうS | クラリティスカイ | 牡 | 2 | 横山典弘 | 4 |
14年 | 新潟 | アイビスSD | セイコーライコウ | 牡 | 7 | 柴田善臣 | 1 |
14年 | 東京 | 東京新聞杯 | ホエールキャプチャ | 牝 | 6 | 蛯名正義 | 8 |
13年 | 京都 | 京阪杯 | アースソニック | 牡 | 4 | M.デム | 7 |
13年 | 東京 | 府中牝馬 | ホエールキャプチャ | 牝 | 5 | 蛯名正義 | 4 |
13年 | 中京 | ファルコンS | インパルスヒーロー | 牡 | 3 | 田中勝春 | 2 |
13年 | 阪神 | チューリップ賞 | クロフネサプライズ | 牝 | 3 | 武豊 | 3 |
12年 | 函館 | 函館2歳 | ストークアンドレイ | 牝 | 2 | 川島信二 | 3 |
12年 | 東京 | ヴィクトリアマイル | ホエールキャプチャ | 牝 | 4 | 横山典弘 | 4 |
12年 | 中京 | 高松宮記念 | カレンチャン | 牝 | 5 | 池添謙一 | 2 |
11年 | 中山 | スプリンターズS | カレンチャン | 牝 | 4 | 池添謙一 | 3 |
11年 | 阪神 | ローズS | ホエールキャプチャ | 牝 | 3 | 池添謙一 | 1 |
11年 | 札幌 | キーンランドC | カレンチャン | 牝 | 4 | 池添謙一 | 1 |
11年 | 函館 | 函館スプリングS | カレンチャン | 牝 | 4 | 池添謙一 | 1 |
11年 | 阪神 | 阪神牝馬 | カレンチャン | 牝 | 4 | 池添謙一 | 1 |
11年 | 東京 | クイーン | ホエールキャプチャ | 牝 | 3 | 池添謙一 | 2 |
10年 | 京都 | ファンタジーS | マルモセーラ | 牝 | 2 | 田中健 | 4 |
09年 | 福島 | 福島牝馬 | ブラボーデイジー | 牝 | 4 | 生野賢一 | 7 |
08年 | 中山 | スプリンターズS | スリープレスナイト | 牝 | 4 | 上村洋行 | 1 |
08年 | 小倉 | 北九州記念 | スリープレスナイト | 牝 | 4 | 上村洋行 | 1 |
08年 | 中京 | CBC賞 | スリープレスナイト | 牝 | 4 | 上村洋行 | 4 |
07年 | 京都 | ファンタジーS | オディール | 牝 | 2 | 安藤勝己 | 4 |
RT @nikkankeiba: クロフネがチャイナロックを超える産駒JRA1013勝 http://t.co/Sn6d0DzEFv #Yahooニュース
— こぷねこ (@ss_northern)2015年7月5日 12:59:14
RT @nikkankeiba: クロフネがチャイナロックを超える産駒JRA1013勝 http://t.co/Sn6d0DzEFv #Yahooニュース
— しゃるうぃ (@cialwee_tw)2015年7月5日 13:08:02
「宝塚記念・G1」(28日、阪神)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツホームページに掲載する大好評企画。安田記念ではA評価のモーリスが勝利を収めた。馬を見る目には定評がある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが宝塚記念の出走馬をA~D評価しました。
【カレンミロティック=B】
前々走の阪神大賞典(4着)時と比べて、全体的に緩く映った前走の天皇賞・春はC評価に。3着に好走したことには正直なところ驚き、そして反省したが、今回の方が締まりがあって状態面の良さがにじみ出ている。
豊富な筋肉量と、しっかりとした腹袋がこの馬のスタミナ源。流れがシビアになればなるほど、真骨頂であるしぶとさが生きる。速い脚こそないが、それを補って余りある頑強な先行力が生きる舞台設定なら、見せ場以上の走りを見せても驚けない。(馬サブロー栗東・吉田順一)
〈1週前追い切り診断〉栗東坂路で4F52秒6-38秒5-12秒9(一杯)。前半からスムーズに折り合い、ラストもしぶとく伸びた。出来は高いレベルで安定している。
宝塚記念の過去10年、7番人気以降で馬券になった馬
2014年
カレンミロティック(9番人気2着)
ヴィルシーナ(8番人気3着)
2010年
ナカヤマフェスタ(8番人気1着)
2008年
インティライミ(11番人気3着)
2006年
ナリタセンチュリー(10番人気2着)
バランスオブゲーム(9番人気3着)
2005年
スイープトウショウ(11番人気1着)
こうやって見ると・・・牝馬が2頭、やっぱりこの辺が注目ですかね
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◆安田記念追い切り(4日)
安田記念に出走する堀厩舎のモーリスとリアルインパクトが4日、美浦のWコースで追い切った。11年の覇者である後者が、3連勝中の前者に半馬身先着したが、ともに折り合いがつき、上々の仕上がり。先週のダービーをドゥラメンテで制し、全国リーディングを走る東の看板厩舎が、2週連続G1制覇を達成するか。この日、フルーキーが出走を回避したが17頭のメンバーが確定。枠順は5日に決まる。
淡々と最終調整を終えた。モーリスはリアルインパクトを4ハロン地点から1馬身追走。直線で馬なりのまま進み、半馬身遅れでフィニッシュ。時計は52秒9―12秒5だった。折り合いを見守った堀調教師はこう振り返った。
「折り合い、ハミ受けを含めて課題があるのでその確認と、あとはやり過ぎないことが一番の重要な点でした。その点としては良かったのかなと」
前走のダービー卿CTは、2着のクラリティシチーにマイル戦では決定的とも言える3馬身半差をつけ、重賞初制覇をレースレコードで飾った。ラスト3ハロンは直線の短い中山で秀逸の最速33秒0。文句のつけようがない前哨戦に見えたが、堀師の見立ては違った。
「馬群に入り、いい位置で進めていくつもりだったが、後ろからになった。結果としては良かったが、内容は意図していたものとはだいぶ違った」
堀厩舎へ転厩後、破竹の3連勝を飾ったように、能力の高さを疑う余地はない。
「まだ課題の方が多い馬で、完成もしてないんですけど、ポテンシャルは高い。状態もまだまだ良くなるとは思うが、その中で能力を出せる出来には仕上がっている。良い競馬をお見せできれば」
タマモクロス(88年天皇賞・春)やアロンダイト(06年ジャパンCダート)など条件戦から一気の連勝で頂点まで上り詰めた例がある。上がり馬の勢いで、ドゥラメンテに続く堀勢2週連続Vを狙う。(西山 智昭)
リアルインパクト
続きを読む ]]>今の京都は馬場状態が軽く、芝でGIを制した経験のあるアジアエクスプレスに注目したい。稍重馬場で行われたレパードSで圧勝しているように、軽いダートならこの馬のスピードが上位だろう。それに対して実績馬達がどんなレースを見せるのか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■5/23(土) 平安S(4歳以上・GIII・京都ダ1900m)
アジアエクスプレス(牡4、美浦・手塚貴久厩舎)は芝のGI勝ちがあるように、軽いダートでのスピード勝負なら力上位。前走は馬場が重い阪神でクリノスターオーのパワーに屈したが、馬場の軽い京都なら押し切りは十分に可能。古馬重賞の初制覇が期待される。
インカンテーション(牡5、栗東・羽月友彦厩舎)は昨年末のチャンピオンズCで崩れたが、東海Sで巻き返してくると、フェブラリーSでも2着に入った。京都コースは2年連続みやこSで勝ち負けしているように相性が良く、ここは3つ目の重賞タイトル獲得のチャンスだろう。
その他、コース適性高いローマンレジェンド(牡7、栗東・藤原英昭厩舎)、昨年の雪辱を果たしたいナムラビクター(牡6、栗東・福島信晴厩舎)、昨年は12番人気でこのレースを制したクリノスターオー(牡5、栗東・高橋義忠厩舎)、重賞連勝と充実期を迎えたマイネルクロップ(牡5、栗東・飯田雄三厩舎)辺りも有力。発走は15時35分。
【平安S】インカンテーション-展開に応じて競馬ができる対応力が強み
【平安S(土曜=23日、京都ダート1900メートル)注目馬最新情報:栗東】5歳となったインカンテーションの今年の成績は東海Sが3着、フェブラリーSが2着。頂上が見える位置まで来た。
蒲原助手「中間はここまで何もなくすごく順調ですね。展開に応じて前に行っても後ろからでも競馬ができる対応力があるのは強み。京都コースでも走っています。今年は勝負の年だと思ってますし、ここを使った後は6月の帝王賞に向かう予定。いい結果を出したいですね」
【平安S】ドコフクカゼ重賞初制覇へ
23日京都の平安S(G3、ダート1900メートル)で、ブリリアントSを制したドコフクカゼ(牡5、友道)が重賞初制覇を狙う。
中1週だが好調をキープしており「変わりないですよ。今の理想体重は520キロくらい。前回(518キロ)と同じくらいで出せそう」と杉村助手は言う。昨年のこのレースは8着だったが、当時よりパワーアップ。年を重ねるごとに筋肉量が増えてきた。「少しずつ少しずつ馬にボリュームが出て、レベルアップしてきている」。手前の替え方も上達し、今はもう不安点がない。
2014年-平安ステークス
1着 クリノスターオー 幸英明
2着 ソロル 松山弘平
3着 ワイルドフラッパー 福永祐一
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