新馬戦まとめ|2015年1月17日

 17日の京都4R3歳新馬(ダート1400メートル)は、クリスチャン・デムーロ騎手騎乗の1番人気ノーザンバローズ(牡、栗東・角居勝彦厩舎)が直線外から抜け出して完勝した。タイムは1分25秒0(重)。

 スタート後は5頭が横並びとなったが、この中からフミノミニスターが抜け出して先行。キタサンサジンが2番手に続き、フライングニンバス、カルーセルフリックとともに人気のノーザンバローズも好位につけた。5頭がやや後続を離す形で4コーナーを迎え、ノーザンバローズは抜群の手応えで一番外から進出。直線に入っても勢いは増すばかりで、力強く2番手以下を突き放し、3馬身差で完勝した。2着は7番人気のキタサンサジン。さらに3馬身1/2差の3着は3番人気のカルーセルフリックだった。

 ノーザンバローズは、父Pulpit、母Word o’ Wisdom、母の父Hennessyという血統。兄Adviceは米GIIキーンランドレキシントンSの勝ち馬。

 メイクデビュー中山は17日、中山競馬場4R(ダート・1800メートル・晴・重)で行われ、ベリー騎手騎乗の5番人気、リーガルプレゼンス(牡3=木村厩舎、父キングカメハメハ、母エレガントマナー)が、直線抜け出して圧勝した。勝ち時計は1分56秒6。

 3枠の2頭、1番人気のキャプテンバローズと、バゴガエシがスタート抜群に飛び出した。アルファマリニン、スパークルゴールド、ノウサツなどがこれに付けて先行した。キャプテンバローズ、バゴガエシは3、4コーナーでもそろって1、2番手を守って直線に向いた。

 ここで中団に待機していたリーガルプレゼンスは追い出されると一気に先行馬に迫り、並ぶ間もなくかわして先頭に立った。その後はグイグイと差を広げ、末脚の切れの良さを見せつけてゴールインした。

 9馬身差の2着にキャプテンバローズが粘り、そこから1馬身3/4差の3着は追い込んだエンカウンターだった。

 メイクデビュー中山は17日、中山競馬場6R(ダート・1200メートル・晴・重)で行われ、戸崎騎手騎乗の1番人気、サンマルスカイ(牡3=牧浦厩舎、父アルデバラン2、母ジョウノオーロラ)が、差し切って勝った。勝ち時計は1分14秒0。

 人気のクラウンジューン、コスモチェリッシュ、スタンプラリーなどが先行。以下、エビスフラワー、ヒカリピオニーと続いて、1番人気のサンマルスカイは中団につけてじっくりとレースを見て進んだ。

 クラウンジューンは3コーナー、4コーナーと先頭を守り、直線に向いても懸命に粘った。だが直線中ほどにかかると、中団に待機していたサンマルスカイがグイグイと脚を伸ばし、クラウンジューンなどをかわして先頭。後続も振り切って1着でゴールインした。

 1馬身半差の2着にクラウンジューンが粘り、そこから半馬身差の3着は追い込んだモンサンナシーラだった。